霜焼け再び

1999年、冬。
不意に赤い腫れが生まれる。
それはしんしんと積む雪のように。
ゆっくりと指を侵食してゆく。

そのときになって初めて気づいたこと。

腫れていることにさえ気が付かなかった指の温もり。
その発熱を。
初めてオカシイと感じた瞬間だった―

ソコハカトナク霜焼ケ気味デス。

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