日々是綱渡り

ぬにょす(挨拶)。

土日はがっつり休んだ(両日とも12時間前後の睡眠w)のですが。
昨日は早速8:30〜25:00と過激な勤務でホテル泊。
そして今日も午前様で帰宅いたしました。

いや、もう何か隠すことでもないし隠さなきゃいけないことは当然に書かないので、ちゃんと状況をば。

俺は今、自治体(市町村)向けの基幹業務システムを担当しています。
電子自治体とか、電子行政とか、自治体クラウドとか、そーいう類のお仕事です。

んで、去る7/9に、改正住民基本台帳法(略して住基法)が施行されました。
これにより何が変わったかと言えば、大きくは長期滞在の外国人にも住民票が発行されるようになりました。
参考:総務省の報道資料

同日、新しい在留管理制度も始まりました。
参考:法務省の資料
が、空港では初日からシステムのトラブルで数時間に渡り在留カードが発行できなかった、というニュースがありました。

あまり報道はされていませんが、自治体でも同様のシステムトラブルで住民票や転出証明書が発行できなかったりしました。
俺が確認できたのは某地方日報の報道で、社名こそ出ていませんが、まず間違いなく弊社です。
そこは5日間かけてなんとか復旧、住民向けサービスを開始できたようです。
まぁ、報道されるかどうかは、その自治体の規模等にもよるので、アレですが。
俺の得てる情報だけでも、弊社のシステムが入っている大半の自治体では、初日は一部の住民向けサービス(窓口業務)が完全停止して、各種証明書は職員による手書き対応等になった…と。

そんな中。
俺が担当している自治体(千葉県某市)では、7/8(日)の午後から市の職員様による新システムの動作確認を行ったのですが。
まー、出るわ出るわシステムの致命的な不具合、データの不整合、運用との相違。
俺含め7/6(金)からずっと徹夜でシステムの切り替え作業を続けてきた現場SE2名体制で何とか対応し、市の職員様にも徹夜対応を強いる形でギリギリ7/9(月)を迎え。
今日の今日まで、プレス報道一歩手前のシステム障害・不具合を最前線の崖っぷちで食い止めてきた結果が残業140時間です(笑)。

ちなみに昨日、同部署から1名ほど救急車で搬送されたとの情報が入りました。
過労と思われます(わらい)。

でも(でも?)、実際のところお客さん先に常駐して、日々ツラを合わせて仕事するのは嫌いじゃない。
これは優等生みたいに聞こえるかも知れないけれど、あるいは会社人(≠社会人)としては不適切かも知れないけれど。
銭金の話はまず置いといて、ユーザーの意見に耳を傾け、真摯に誠実に対応することが肝要だと感じたよ。

お客様は神様じゃない、人間だ。
(ああ、たまに傍若無人で「ひとでなし」な方もいらっしゃる。それは例外)
殊に「システム」に関して言えば、まず凡人で素人なわけで、逆に俺らが「システム」を司る神様みたいなもんで。
だから何でも言ってくる、こっち感覚では「そんなのどうだっていいじゃん」ってことでも言ってくる。

立場が違うんだ。
だからこそ、相手の立場になって考える、想像する、思い遣ることが大切なんだ。

大人だもの、お互いが色々な事情のもとで仕事をしていることぐらい、分かる。
だけど、だけどね、ってのがあるから。
出来ないことは出来ないと、ちゃんと言うべきだし。
言うからには、回避策の提示だったり、今後の対応方針だったり、目処だったりを言うべきなんだよ。

自分都合、自分本位の発言にならないよう。
ちゃんとお客の、ユーザーのことを考えて発言するんだよ。

…なんて後輩でも部下でもないが管理を任されている年下の外注さんを諭した今日この頃。

明日は久しぶりの事務所出勤で打ち合わせです。

んでわ。

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