小さく震える手にはマッチ

表題はランプBUMP OF CHICKENより。今日は何よりもコレを聞きたいっつーか聞いてるけど。

朝起きてちぃにメールを投げた。

こないだのテストの出来なんか気にするな。テストで決めるなら面接なんてしないんだからね。

ちぃの中にある熱意とか目標は、周りに負けてねーべ?だったら大丈夫。何度も言ったる、絶対イケる。とにかく自信を持って、堂々と、胸張って臨め。
仕事そっちのけで祈ってるよ。


昼休み、絵文字をふんだんに使ったメールが返ってきた。

やるだけやった。悔いはない。

もちろん、本心かどうかはわからない。俺に気を遣っての言葉かも知れない。優しいウソをついているのかも知れない。俺みたいに。

なんて、ありえないか(笑)。あいつ、隠し事は出来てもウソは苦手だから。


教室に電話がかかってきた。
「はい、○○塾××教室、講師の佐藤です」
「あ、佐藤先生?」
「おぅ、なみか。こんにちは」
「こんちは。ってか、先生、声聞いただけでアタシだって分かるんだ」
「そりゃわかるさ。で、どした?」
「今日ってアタシ授業入ってるよね?」
「ん~と…ああ、今の時間入ってるね」
「だよね。ちょっと遅刻になっちゃうけど…行くから」

珍しいな、と思った。遅刻することも、電話してくることも。

遅れてきたなみは、なんだかいつもと様子が違うようであった。どうやら体調が思わしくないらしい。授業後の自習も、今日は早めに切り上げて帰った。


なみが置き手紙を残していった。

この前お願いした事は、やっぱいいや!!!
理由:自分が、どん②ダメになっていきそぅだから

予感というか希望というか、それが半分だけ現実になった。でも、思っていたのとちょっと違う。残りの半分、「大丈夫」が無い。問題は解決していない。

字に元気が無い。決まり文句の“チャオ”が無い。なみの持つ明るさがソコに無い。

見守るべきか、踏み込むべきか。判断に迷うところだ。

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