リベンジ成功

行ってきました、T高校。ここに行くのも今年は三回目。最初は入試の日、次が合格発表の日。そして今日、文化祭。

昨日の反省を踏まえながらも、13:05頃に出発。13:45頃に到着。こりゃ時間が厳しいかと思いながら行ってみると、一般開放は14:30までとのこと。よっしゃ。


入り口でもらった会場案内図(の一部)。
どうやら、行くのが遅すぎたせいもあり、いわゆるパンフレット的なものは切れてしまったらしい。
う~む、どこで何をやっているのかは分かるが、学年もクラスもわからん。

とりあえず校内をうろついてみたが…リアル『ウォーリィを探せ』は厳しい。第一、俺は、すれ違ってようやく顔が分かるぐらいの視力しか持ち合わせていないわけで。向こうが見付けてくれることを願いながら、ただひたすらに校内を行ったり来たり…。

そうこうするうちに、グラウンドで踊り(よさこい)が始まったので、眺める。しかし、踊ってる連中にも、ギャラリーの中にも知った顔は見付けられず、気が付けば14:15。

仕方ねぇ、しらみつぶし聞いて回るかと決意して三階に登ったところでちゃんに遭遇。キターーーー( ゚∀゚ )ーーーー!

「いたいた、やっと一人みっけた。ところで、他のヤツのクラス知らんか?」
ゆーりちゃんが、1-△」
「1-△か。NMっちのクラスはわからん?」
「わかんないけど、多分、あっちの方」
「そっか、さんきゅ。助かった。んじゃ、また教室でな」

ちゃんの写真も撮りたかったが、彼女は現・生徒なわけで、いつでも教室で会える。もう時間がねぇんだ。急げ、1-△だっ!

「(受付(?)のコに)もしもし、ココは1-△でよろしい?」
「あ、はい。そうですけど」
「んとさ、ゆーりって、何処にいるかわかる?」

ゆーりちゃんなら、ソコ(俺の右斜め後方、廊下窓際に設置された椅子)に」

なにぃ!?

振り返り、椅子に座っている三人組を右端からよく見てみる。
違う…違う…およ?

うわっ、ホンマや! ゆーりおるやん! ここ何遍も通ってたのに、全然気付かんかった。つーか微妙に化粧しとるし、そらパッと見じゃわからん。

「いたいた、やっと見付けたで。ゆーりゆーり。おい、ゆーりってばさ」
「え…?(アタシ? って感じで顔を向ける)」
「よっ、久し振り」
「…?(目が合う)」
「(上げた右手を下げるに下げられず)…よっ」
「あーーーっ! せんせー!(めっちゃ指さしたまま一時停止)
うそぉ、何、どうしてー!?(いや、隣の子に問いかけても無駄やから(笑))
なんでいんのー!?」

相変わらず超大声で叫びおってからに…一気に注目を浴びたやんか(笑)。この大音量と、それに、目を丸くするほど驚いた後の嬉しそうな顔…合格発表のときと同じやんけ。

「どや、元気でやっとるか」
「元気ですよ。そうそう、先生聞いてくださいよ」
「ん、なんや?」
「あたしスゴイんですよ。今のところ、英語のテストは全部80点以上なんですよ! スゴクないですか? これ、みんなに自慢しといて下さいね」
「ほー、優秀優秀。まさか他の科目で赤点とか取ってないやろな?」
「ん~、とりあえず赤は無いですけどね。こないだ数学の小テストみたいなのがあって、数IとAそれぞれ50点ずつだったんですけど、それは5点と15点でした(笑)」
「ひどっ。誰や、お前に数学を教えてたヤツは」
「誰って、先生じゃないですか~(笑)」

「あ、先生にこれあげますよ。持ってってください」
渡されたもの。いわゆる水風船。ボンボン。
「おぅ、さんきゅう。いや、っていうかだな、これを貰って俺にどうしろと?」
「えー、いいじゃないですか、記念ですよ(笑)」
もらったもの。水風船と、とびきりの笑顔。priceless。

「先生は今何してるんですか?」
「俺? まだ塾にいるよ」
「うそぉ!?」(どういう意味での「うそぉ!?」かよく分からんが)
「ホンマホンマ。土曜日だけやけど」

「あっ、そーだ。先生、N高校の文化祭も行ってあげてください」
「いつなん?」
「ん~、わかんないですけど、10月か11月ですよ」
「そっかー。まぁ、まりにも会うてやらんとなぁ」
「そうですよー」

「ところでゆーり。お前NMっちのクラスしらんか?」
「××中の人ですか?」
「そうそう」
「多分、1-◇です」
「そうか、さんきゅ」


タイムリミットまで、あとわずか。
躊躇しているヒマは無く、ずかずかと撤収作業中の教室に入り(笑)、ターゲットに接近。

「よっ」
「あれ、先生。どうしたんすか?」

おいおい、もう少し驚いてクレヨ。

「遊びに来た…んだけど、見付けるのに時間がかかっちまった。とりあえず一枚撮らせろ」
「あ、いっすよ」

「おし。そのうち遊びにこいよ。じゃな」

再びゆーりの所に戻り。


ゆーり、もう時間やから、俺帰るけど。今度教室に遊びに来いな」
「わかりました。行きますよ、そのうち」
「よし、じゃ、最後に写真撮らせ」
「え~、いやですよ~、恥ずかしいですもん」
「ええからええから。他の先生にもお前の元気な姿を見せなアカンから。ほれ、撮るで。こっち向け。ハイ、チーズ」

うん、良い表情をしとる。二人とも楽しそうでなによりだ。


家族で夕飯を食いに行って、俺と親父はそれぞれ生中3杯ずつ。さらに帰ってきてから1缶ずつ。

そして今、日記の手直しをしつつ、今日のたかだか15分間を思い起こす。ゆーりに会えて良かった。おそらく積算では一番多く授業を見た生徒だし、それこそ去年一番こだわっていた生徒だし、だからこそ、正直言って一番会いたいと思ってた生徒だし。それ故に、写真一枚は勿体なさ過ぎた。どうせなら、動画とかも含めてもっと撮ってくればよかった。そもそも、偶然なんか期待しないで、最初から恥も外聞もなくしらみつぶしに聞いて回ればよかった。

そうすれば、もっと沢山のことを話せたのに。

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