特別ではない

ITmediaの[textileRef:19796764245c8df207c8061:linkStartMarker:“ITは、いま――個人論”:http://search.itmedia.co.jp/?query=IT%82%CD%81A%82%A2%82%DC%84%9F%84%9F%8C%C2%90l%98_&idxname=news]が面白い。「インクの出ないペンで鼻歌をうたおう」なんてタイトルが素敵すぎ。

雨が降った。梅雨の時期である。

辛抱がない。わからないと言えば教えて貰えると思ってる。それが気にくわない。どー考えても正解にならない、見つからないってんならわかる。ひとつ考えてダメなら、次を考えろ。万策尽きたら、助けを乞え。

必要は発明の母、失敗は成功の父、だっけか。どちらにせよ、問題点に向き合ってこそ自らの進歩に繋がる。マルだバツだなど、たいした問題ではない。むしろ全てマルだったら、それは時間の浪費である。

義務教育での勉強なぞ何の役にも立たん。しかし、義務教育程度の勉強にお手上げのヤツは、やはり何の役にも立たん。

アキちゃま。理科のテスト対策。等速直線運動とか、そのへん。
「なんか見事に桁がずれとるなー」
「うん」
「なぁアキちゃま、100cmは何mだっけ?」
「んとねー、0.1m?」
「はぁ。アキちゃま、あんた身長何センチや」
「んー、○○○cmぐらい」
「それって何メートルや」
「んー、いってん…あ」
「あ、やないっちゅーねん(ツッコミチョップ)」

ウチの中3の中ではかなり古くから居る。もうツボを心得ているっていうか、悪く言うと馴れ合い気味な関係。授業中に悪びれずジュースを飲むのはこのコぐらいなもんだ。そして、指示された事をこなした後で勝手に自習をするのもこのコぐらいなもんだ。

要はアキちゃまの中でルールがしっかりできてるんだよね。で、多分だけど、そのルールにはちゃんとした理由付けがしてある。その一番は「塾での勉強はきちんとする」だと想像する。だからジュースを飲むのは悪いことじゃない。もちろん、俺がそういうことに対して五月蠅く言わないと分かっているからかも知れないが。

ただし、俺はガムには五月蠅い。飴はまだ許せるんだが、ガムはダメだ。クチャクチャやられるとシャクに触るんで、「飲むか捨てるかしろ」と言う。

第一志望の合格基準偏差値との差は約10。でもまぁ、目標はしっかりしてるし、部活は忙しいけどやる気はあるから、後半の追い込みでなんとかなるんじゃねーかって気がしてる。

マリナ。面白い。こいつの授業がある日はワクワクである。毎日付きっきりで家庭教師やったら、偏差値60台まで持って行ける自信がある。

今日は英語。進行形。
「The cats (  ) running in the field now.」
「is」
「ブー! 何で?」
「あー、複数じゃん。areだよ、are」
「They were swimming in the river. 意味は?」
「river って何」
「川」
「うっそ。川で泳ぐの?」
「いや、それはいいから、訳」
「んと、彼らはぁ、川でぇ、泳いでいます」
「ブー! wereだよ」
「うぜー。過去だぁ。泳いでいましたぁ」

いやぁ、このねぇ「ブー」って言ったあとの反応? 萌え萌えですよ、マヂで。そーだよ、そーいうことだよ、お前わかってるじゃねーかよって感じの。

「勉強って、どうすればいいの?」
「ん~、何でもいいからとりあえずやってみ」
「だから、何をどうすればいいのかわかんないんだって」
「あのなぁマリナ。お前チャリは乗れるよな?」
「そりゃ」
「チャリンコに乗る前に、乗り方って教わったか?」
「覚えてないけど、多分教わってない」
「そやろ。乗る前に教えようたって無理なんや。とりあえず乗ってくれれば、後ろから押したりできるけどさ。だから、とりあえずお前なりに勉強をしてみ」
「こないだ数学の問題解こうと思ってやってみたんだけど、いきなりわかんなくて何もできなかった」
「そっか。ちなみにそれ何年の?」
「3年」
「それは無理。お前はまず1年からやれ」
「1年の教科書無い」
「教科書無いんやったら、本屋で参考書買ってこい」
「社会とか何やったらイイかわかんない」
「だからぁ、お前なりに何ができるねん」
「教科書読むとか?」
「そや。それをやったらええねん。とりあえずやってみぃて。それでいまいちアカンかったらアドバイスしたるから」

「お前、次回宿題忘れたら居残りな」
「うそー。まじでー」
「まじもまじ。科目間違えたとか、やったけどノート忘れたとかも同様な。家に電話して迎え遅らしてもらうから」
「居残りって、何分ぐらい?」
「さぁな。とりあえず忘れた分の宿題が終わるまで」
「まじでー」

脅しじゃなくて本気だったりする。ペナルティという名目で、マンツーマンの授業をしてやりたい。

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