聞いてアロエリーナ

(某ハチ公のモノローグ(独白)風味でお読み下さい)

(ってか今年最長。喫茶・雅開闢以来12番目に長いっす)

ちょっと言いにくいんだけど…(笑)。

何日かぶりにPCでメールを受信したら、受信フォルダとは別に振り分けされたメールがあったんだぁ。

はるから。ケータイから送ったらしくて、絵文字がみんな「〓」になってたけど。

ぉとー元気ですかぁ〓〓〓
ちぃはるも元気だょ〓〓
そろ〓ご飯〓ゅきませんかぁ〓〓〓

あっ…って。誰になんて言ったらいいのか分からないよ。あの頃、まだ高校を卒業したての君らには微力ながらしてあげられることがあると思ってた。それから半年が経って、そうそう会えなくもなって。そうするうちに一年が経って。そーなるとさぁ…。例えばね、自分がお世話になった恩師のことはいつまでも覚えていて、時々懐かしく思うけど特別会いたいとは思わない。そんな風に、俺は君らの中から霞んでいくものだと思ってたから。

っていうか…。

もーいい加減、親子ごっこも、家族ごっこも、飽きたよね。

とか思ってる部分もあったから。(こんなん当人達に聞かれたら絶対怒られる…)
もちろん俺は君らがどうしているのか気になって会いたくて仕方なかったけれど、やっぱほれ、10も離れて、100kmも離れて、数ヶ月も離れてるんやもん。正確に言えば俺の方が不安でなおかつ諦めてたんやな。

ねぇ、はる。俺は、全然何とも無い風にメールを返したけど。本当はすごく嬉しかったんだよ。

君らにとって、俺は過去だから。自分が会いたいからって、エゴを振りまくのはやめようって。自分から連絡することはやめようって。それで連絡が途絶えたら、きっと喜ぶべきことだって。少し悲しいけれど、娘の親離れを喜ぶべきだって。

そう思ってたんだぁ。

ありがとう。過去に、今に、明日に。
出会いに、別れに、再会に、空白に。

予定は未定。だけど近いうちに必ず空白を埋めよう。埋めなきゃ。なんとしても。この繋がりが切れないうちに。

ねぇ、はる。いつだったか、転属になるときに書いたね。

いつか又どうしようもなく
寂しくなったその時は
何処にいても何をしてても
駆けつけてあげるから

今はね…その言葉に自分が救われてるんだ。どうしようもなく寂しくなったその時でも、君らは変わらず俺の心の中に居るんだってことがわかったよ。


それから、もう一通。ジュンから。ものスゴク遅い、ものスゴク久しぶりな、報告。

今月から大学に通っていること。それから。
名前出しちゃうけど、明光で講師を始めたこと。

先日(18日)に初授業をして…
講師って仕事の大変さを改めて実感しております(-ω-;)
こんな自分に務まるんだろうか…とか(笑)
いや、頑張りますけどね?笑。
ぱぱ…もとい、佐藤先生の背中を追って私は頑張ります!!
…はい、ちょっとクサいですね(笑)
失礼しました^^;

あっ…って。誰になんて言ったらいいのか分からないよ。明光で講師をやるのが夢って言ってたジュンが、本当に講師になったんだ。あの頃言ってた『○○室長や佐藤先生と一緒に』って、それを叶えてあげる事は出来なかったけれど。

ねぇ、ジュン。もしも。もしも、ホンの少しでも幾らかでもちょびっとでも、ジュンが俺らから受け取ったものがあって、それを今度はジュンが誰かに与えたいと思っているのなら、それはすごく嬉しい事で。誇らしいコトで。

絶対に実現不可能だと分かってていても。ぱぱは思わずにいられない。

授業参観、したいな。自分の教え子が講師として授業してるとこ、見たいな。でも、そんなことしたら「恥ずかしいから、どっか行っててー」って言うんだろうな。そんな姿を見た日には、きっと感極まって泣くんだろうな。

ねぇ、ジュン。いつかお前にあげたファイル、残ってるかい?きっとこれを託せるのはお前だけだと思ってあげた、俺が授業で使ってたレジュメの数々。文系のお前には役に立たないかも知れない。でもな、そこにある俺の思いとか歴史とか、愛とか、数年前の自分と同じ立場にいるお前が、何か感じ取ってくれたらと思うよ。


ふー(深呼吸)

やぃ、ここ最近の自分。

聞いてんのか、コラァ!おいっ!てめーちょっと情けないぞっ!なんやねん、ちぃと忙しかったり思い通りにいかなかったりしただけでイヤになったり弱くなったり寂しくなったり酒に溺れたり。お前が今まで叱咤激励してきた百数十人の生徒に対してどう思うんや!

恥ずかしくないんか!情けなくないんか!

よー考えてみ。少なからずお前は百数十人の何%かに影響を与えてきたんやで。『佐藤先生みたいに』って、言われてきたんやで。なぁ、もう会う事も無いだろうからって、あいつらを裏切るんか?ほんの一時でも、あいつらが憧れた「佐藤先生」は、今どこにおんねん!

あいつらの記憶の中だけ?バカ言うな、ちゃうやろ!?今も、これからも、お前は「佐藤先生」でなきゃダメじゃんか。

ふー(深呼吸)。セルフカウンセリング終了。

もう逃げないよ。誰かのせいにもしない。自分でどうにかする。周りの協力は得るかも知れないけれど。

少なくとも。

君らの心に中にいるぉ㌧/ぉとー/ぉ父さん/佐藤ぱぱ/佐藤先生
に負けたらアカンねん、俺は。

『なんやねん、お前。情けないなぁ。俺を見てみぃ』って、いつだって誇れる自分でいなきゃ!

ええかぁ。本気でどーにかしよーと思ってな、どーにもならんことは無いねん。
なぁ、ちっとでいいから、本気のカケラ、見してみ。
それが見えたらな、絶対に俺が何とかしてやるわ。
その代わり、俺とお前のガチンコ、本気勝負やぞ。
ええか?

自分が吐いた言葉は、必ず自分に返ってくる。

今からお前に何話そうかな。
どうやってこの感じ伝えようかな。
少し長くかかるかもなぁ…。

でもね、頑張ってみるよ。

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