やおよろず

むかしむかし、日本には八百万(やおよろず)の神がいたとされる。

10月は、その神々がみな出雲に集まって、これまでの一年、これからの一年を話し合うため。
神がいなくなる月、すなわち神無月という。
一方、出雲だけは、神々が一同に会すため、10月を「神有月」と呼ぶとか。

そんな古事記か日本書紀かって話は、ひとまず置いといて。

俺自身は無宗教ゆえの多神論者だが。
最近の日本人の無神論者ぶりというか、神をも恐れぬ振る舞いは目に余る。

俺は、誰も見ていなくても、御天道様(太陽)には見られている、という意識がある。
あと、気づかない見えないだけで、何かが後ろにいる、という意識(むしろ感覚)がある。
何かの教えに従ってるわけじゃないが、誓うべき「天地神明」は心の中にいる。

神は、自分を純粋化したものである、と思う。
科学的に、存在としての神ではなく。
己が目を閉じたときに、語りかけてくる、神のこと。

あなたの中に、周りに、神はいますか。
見えなくとも、自分の心にブレーキをかけたり、行動を戒めてくれるものがありますか?

重ねて言うが、俺は無宗教だ。
ただ、日本古来の土地の神、山の神、海の神。
そーいう、八百万の神々は、いる。

今に至る「震災」を「バチが当たった」と言った人がいたけど。
俺は、あながち的外れじゃないと思う。
そりゃ「当たった人たち」のコトを考えたら、ちょっとどうかと思う発言だけど。

山や海や、自然に対する畏怖と敬愛を、忘れてたんじゃないか?
野菜も魚も肉も、何でも自分たちでやってる、って。
本当は知覚できない、もっと大きなものに囲まれて「生かされてる」ってこと、忘れてる。

恩恵、ってものを。
自然=タダ、じゃないってことを。
太陽と土と水と…あって当然と思うものにこそ、「ありがとう」と思えなきゃ、思わなきゃ!

今こそAC(公共広告機構)の「もったいないオバケ」を復活させるべし。

コメント

タイトルとURLをコピーしました