雨ですねぇ。

それでも、雲の向こうに、太陽は変わらずにあるんだ。

夜中の三時頃に虫のヴ~ン→バシッって音で目が覚めて、何事かと思いきや、おそらく布団に付いていたのであろうカナブンが、つけっぱなしの電灯へアタックしてた。

面倒なので、電気消して寝た(笑)。

9時に起きて、もそもそと朝食を食べて、ぼけっと午前中を過ごして、昼飯食って、髪を切りに行こうと思って電話したら、いつも担当してくれてる人が今日は居ないらしくて、銀行で金降ろして、煙草買って、ジュースと喉飴買って、夕飯食って、ごろごろして。

八時頃に出かけて、閉店15分前ぐらいに目的地に到着。

「あ、ぉとー。なんで、どうしたの?」
「日曜日だからね」
「そっか、今日日曜か」

他に客の居ない店内をブラブラして、来年のカレンダーを品定め。

レジへ。
ぉとー、決めるの早いね」
「先週来たときに気になってたからさぁ」
「どうする? 普通に打つ?」
「社割にするか、ってこと?」
「うん」
「いいよ、普通で」
「いいのぉ?」
「だって社割にしたら名前変わっちゃうんでしょ?」
「うん」

「○○円のお釣りとレシートです。おとー、カード持ってる?」
「あるよ」
「押したげるよ」
「あれ? ココのスタンプってXX円で1個だっけ(笑)」
社割を遠慮したら、スタンプをポコポコ押された。

「なんか微妙にレイアウト変わってるね」
「そう。しょっちゅう変わるの」
「これなんか先週あったかな? 間違い探しっつーか、軽く脳トレだよね」

ぉとー、もぅ帰る?」
「うん、帰るよ。あんま閉店間際に長居しても悪いし」
大嘘です(笑)。

「今日こそ、傘三本持って帰るんだっ」
「傘三本持って電車に乗るのが恥ずかしかったら、乗せてくよ」
「うそっ、いいの!?」
「いいよ、別に」
最初からそのつもりだったし(笑)。
「じゃ、乗ってくー。もぉすぐだから、ぉとーちょっと待ってて」
「ん。いいよ」

ちょっとしたドライブ気分。でも、必然的に話題はちぃのことに。
「どうしたらちぃは元気になるかなぁ?」
「う~ん」
「三人で遊び歩いたら、少しは気が晴れるかなぁ」
「かもねぇ。あいつが元気になるんなら、TDLにだって連れてくよ」
ちぃ好きだもんね」
「俺はあんな人混みだらけのとこが好きなヤツの気がしれんけどね」

地元へ近づくに連れ、雨脚が強くなる。
「きっとちぃがまた泣いてるんだよ」

はるの車が停めてある駐車場についたけど、豪雨。
「車はすぐ隣だけど…出た瞬間にずぶ濡れになるな…」
「も~。ちぃ早く泣きやんで~(笑)」
「お前の傘三本、ちぃの家に持ってってやれば?(笑)」
「ほんとだよ~。ちぃの家に行ったらきっと洪水になってるよ~」

「あ、いけね、忘れるトコロだった」
いや、全然忘れちゃいねーんだけど(笑)。
はる、これ」
「なに? あ、これ、こないだの」
to UのCD。

カーナビに取り込んであったので、かけた。
「これがさぁ、普通に知ったんなら、そんなんでもないんだろうけど」
ちぃが好きな曲だから?」
「ん~、それもあるけど、ちぃがイイって言って、そんで買って、その後にあいつの話聞いて…だから、ちぃのこと歌ってるみたいで」

曲が終わった。
「なんか、雨弱くなってきたね」
「きっとちぃが泣きやんだんだよ。音楽の力ってすごいね」

安心して話してたら、再び雨が強くなり。しばらく待っても弱まる気配はなく。
「う~ん、きっと傘を差すまでに濡れるな」
「ね~。こぅ、“ピッ”って鍵が開いたらいいんだけど」
「確か後部座席に傘が…」
「え、いいよ。ぉとー濡れちゃうよ」
「大丈夫だよ。お前が荷物持ってドア開けたら、完璧濡れるじゃんよ」

濡れずに済んだかどうかわからないけど、俺車の助手席からはる車の運転席に移動させて。
ぉとー、ありがと~」
「うん、じゃね」
「うん、じゃぁ、おやすみ~」
「あぁ、おやすみ」

次女と比べたら明らかに少ない長女との時間を、少しでも取り戻したい。
長女と比べたら明らかに傷ついてる次女の心を、いくらかでも癒したい。

と、思うのであります。

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