もう逃がさんぞルパァァン

夜中、ZZZと Q で話してて気付いたのだが、実は二週間も本屋に行ってなかったらしい。
それじゃイカンだろう、と言うわけで今日は午後イチからお出かけ。
天気も良いしね。

なんとなく予想はしていたが…既にピュアガールは無くなっていた。
二ヶ月連続で買いそびれるとはなんたる不覚ッ!
しょうがないので久しぶりにE-LOGIN を買う。
いや別に特別付録に AIR の冊子が付いてたからとか、付録 CD-ROMAIR の曲が 4 曲も収録されていたから買ったわけじゃないかも知れないなんて嘘っぱちで…スンマセン、付録欲しさに買いました(笑)。

いつだか見かけた冬目景の画集は一冊残っていたので早々に確保。

他になんか買うものないかと店内をウロウロしてみる。

はあうっ!

(硬直)。

ふ…ふぁんたじぃ(謎)。
ここで会ったが一期一会。
つかまえたぁ、もう逃がさんぞルパァァン。
っていうかむしろ俺を掴まえてくれ、信号の変わった交差点で、後ろからこう、はぐはぐっと(熱妄想)。

購入品目

冬目景 画集ソニーマガジンズ¥2,800
E-LOGINエンターブレイン¥650
Kanon ~the fox and the grapes~パラダイム¥860


[冬目景画集―羊のうた]

さっそく画集を見る。
収められている枚数は多くないけど、見応えがある。
カラー以外にもラフが数点あって、なんか嬉しい。
アクリルを使った重苦しい雰囲気の絵が冬目景の特徴だし、そういう絵しか見たこと無かった。
だから水彩と色鉛筆で描かれた絵の、さらっとした雰囲気は凄く新鮮で、「ああ、こういう絵も描くんだなぁ」と感心。

ウワサによるとデラックス版なんてのもあったらしい(オレっちが買ったのは通常版)。
「らしい」ってのは現物を見たこと無いから。
「あった」ってのは、ネット本屋で検索したら(絶版)だか書いてあったから。
もっとも、見かけたところでおいそれとは買えないんだけど。
なにせ諭吉さんが拉致られちゃうからね(ホント)。

E-LOGIN 本体はサッと読み流した。
比べちゃ失礼かとも思うけど、やっぱりオレっちはピュアガールの方がいいなぁ。
とりあえず広告を見て気になったタイトルは「Bless ~close your eyes, open your mind~」。
サブタイがどっかで聞いたことあるような感じでなんかイイ(笑)。
もう一個、「追憶」。
巫女 & 前世モノって感じだけど、絵的ヒット率が高いので衝動買いしそうな予感がする。

んで、AIR の冊子を食い入るように熟読
最初にグラフィックを見たときから感じてることなんだけど、樋上いたるの絵に夏って似合わないなぁ。
腕も脚も首も病的に細い(情けない言葉で言うと、ぷにぷに感がない)から、それが露わになると全体的なバランスがなんかね。
ま、そのうち慣れるだろうけど。
なんてことを考えながら読んだあと、曲を聴いてみる。

ごふっ

擬声語は文字ほどに物を言う、ということでひとつ…。


[Kanon the fox and the grapes (パラダイムノベルス 90)]
んで本日のメインディッシュ、小説版 Kanon 沢渡真琴編へ。
若草色の背景にかがんだマコピーがとってもキュート♥。
帰りしなに買ったバタークッキー(ミスターイトウ)とコーヒーを用意。
Kanon(ゲェム CD) と anemoscope(サントラ) をセットして贅沢にマルチディスク再生。
舞台はできあがった、いざ逝かん。

(90 分経過)

やっぱ、違うメディアへの変換って難しいのかねぇ。
特にノベライズってのは媒体が文字だけに限られてしまうわけだし(挿し絵があるにしても)。
ことゲェムの小説版なんて、まずゲェムをプレイしてから読む人がほとんどだろうから、原作を無視してしまう訳にもいかず、ともすれば原作の要約になりがちだ。

その辺のことは重々承知の助(古)なつもりなんだけど、物足りないねぇ。
原作のシナリオライタと著者が違うことがそもそも問題アリのような(著者が悪いんじゃなくて、舞台だけ頂いて勝手なストーリーを展開することが難しいって意味)。

全部が全部そうだとは言えない。
小説版 ONE 里村茜編は文句なしに良かった。
(飲みつつ 70 分反芻)
作中の視点がに移っていること以外は原作と同じなのに、それだけで全然違う印象になる。
口数の少ないだから余計にそう思うのかも知れない。

物足りないと言ったけれど、不満だらけと言う訳じゃない。
実は真琴のストーリーに関しては、恋物語として成立しているか疑問だった。
「好きだ」「愛してる」という類の台詞がまったく無かったから。
「あったかいもの」に主題を置いた人間ドラマとしての色が濃いように思ってた。

でも今回読んでみて思ったんだ。
自分のこと以上に相手を想うこと。
ずっと一緒にいたいと思うこと。
それはやっぱり恋なんだろうな、って。
そして言葉にしなかったのは、彼らがそれを恋だと思わなかったからだな、ってね。
(都合の良い解釈と言えば聞こえはイイが、つまるところ妄想である)

日記書くのが面倒な日もあれば、何時間も書き直しを重ねた挙げ句こんな凄く恥ずかしい駄文を書くような日もある。
でも、惜しげもなくロマンチシズムを全開にしつつ、こまめに辞書を引いて言葉の言い回しを吟味するような自分は嫌いじゃない。

50% はたぶん夜のせい。
30% は BGM、20% はアルコール。

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