最初・最後

ミラーリングRAIDの片方のHDDが逝ったようだ。HDDを交換する時間が無いので、やむなくサーバをシャットダウンした。

船橋で年明け一発目の講習があった。

そしてちぃの最後の授業だった。

「最後やから、なんか記念品でもと思ったけど、買う時間も選ぶ時間も無かった。悪いけど、今日は内ポケット無しや」
「いいよ~、ってか、あたし貰いすぎだし」
「そんな大したモンあげてないやん」
「そ~お?」
「逆に俺の方が、お前からたくさんのものを貰った感じや」
「またさらっとカッコいーこと言うしぃ」

「でも、実感無いなぁ。コメント書くのはこれで最後かぁ、ぐらいで」
「そうか」
「だって、授業無くても多分自習しに来るし」
「そやな。余り変わらんかもな」
「でしょ?」
「でも、俺は実感するよ。もう終わったんだなぁって」
「終わってなーい。終わったけど、まだ終わりじゃないのー」

「そうだ、あんね、言っとかなきゃいけないことがあんの」
「何?」
「んとね、ぉ父さんが旅行いってるときだから…土曜日かな。なみちゃんとみくちゃんが自習しながら話しててね」
「ふむ」
「どの先生は何の教科が教えるの上手いとかの話だったの。でね、なみちゃんだったかな、とりあえず数学は○○先生なんだって」
「ほう」
「あたし的には結構“へ~”なんだけど、○○先生で数学?みたいな。で、理科は絶対ぉ父さんなんだって」
「あ、そう。てか、まぁ、、、当たり前やろ(笑)」
「(笑)。ぉ父さんの説明が一番分かり易いって褒めてたよ。それ聞いて“これはぉ父さんに教えてあげなきゃ”って思ってたの」
「そかそか。ん~。こーいうのがあっから、なかなか辞められないんだよなぁ」

「…はぁ」
「はぁ(笑)。ぉ父さんさっきから溜息ばっか(笑)」
「終わったねぇ、ようやく」
「だから終わってないって」
「終わったよ。良かった。最後まで見れて。ちゃんと責任を果たせて。ホント、それだけのために戻ってきたようなもんだからさ」
「…」
「ほれ、信号変わったぞ。行け」
「ん、行く。ぉ父さんと話してるとアタシ泣いちゃいそうだし」
「俺は多分ウチ帰ってから一人で泣くよ」
「え~、ダメだよ。泣くのはまだ先だよ。合格してから」
「そやな…。じゃ」
「じゃーねー、ぉ父さんお疲れさま~。四年間」

帰ってきてから、教室の掲示板に書き込んだ。書きながら、様々のことを思い出して、泣いた。

あとは、最高の笑顔を見せてくれるその時まで、全身全霊でサポートするのみ。

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