君の元気は僕の元気さ

ちょうど一週間前、ハルの結婚式がありました。

おとーは、初めてリアルおとーに会いました（ｗ
ハルママとは2006年8月26日に偶然出会って以来でしたが、その時のことをガッツリ覚えられていました。
ジュン君＆レン君とは、三ヶ月前のちぃの結婚式ですっかり意気投合していたので、遠慮無く酒を酌み交わしてました。

ちぃは同じテーブルの隣の席でした。
「他の友達だったら、素直におめでとうって言えるし嬉しいんだけど…なんかねぇ、ハルの場合は…嬉しいけど、なんか寂しい…」
って言ってた。
二人の関係の強さを、二人から聞かされてきた俺は、その気持ちが分からんでもない。

俺は、披露宴のしょっぱな、プロフィール紹介で早くも泣いた。
ハルは俺の知らない間に、ちゃんと資格を取って目標を達成していた。
そのことに、何だか感激してしまった。

のんと初めて会った。
いや、声を掛けてもらえなかったなら、会えずじまいだったかも知れない。
ぶっちゃけ、ちょっと緊張した。
リアルぉ㌧は、こんなんです、すいません、みたいな。

流れのまま、二次会に飛び入り参加。

同じテーブルに、昔の生徒がいた。
いや、最初は全然分からなかったのだけど。
ジュン君も同じテーブルで、なんか話の弾みで「お前も〇〇教室に来てたらよかったのに」と言ったら。
『あたし通ってましたよ』
「まじか!?　失礼ですがお名前は」
『――ですけど』　←苗字のみ回答
「おお、カナ！」　←反射的に
『えーっ！』　←驚き
『そうです！』
「あー」　←思い出す、つーか蘇る

「覚えてるよ、俺、冬期講習で理科とか教えた」
「うわぁー…まじか…」　←まさかの教え子に遭遇でテンパる
『でも、意外なところで繋がってたんですねぇ』

「あー、お前らは高校入って辞めたけど、ちぃは高校卒業するまで続けたからなぁ」
「で、ほら、ちぃとハルは仲良いから」
「あいつら、高校卒業するぐらいのときに、二人して遊びに来たりして」　←2006年2月11日
「なんやかんやで、今に至るよ（笑）」

二次会は飲み過ぎでダウンした新郎をそっちのけで変な方向で盛り上がり。
完全にテンションの上がった俺は、部屋飲み三次会へ。

俺＆ジュン君＆レン君で、トシ君（ちぃの旦那）の部屋にてメンズトーク。
よく覚えてないが、披露宴＆二次会の反省会だったような。
あとは全員一致で「いい式だったねぇ～」と。

それから、ちぃとハルが合流し。
ひとしきり笑って。
ハルは酔いつぶれてる旦那を心配して部屋に戻り。
ジュン君＆レン君は「車で寝るわ～」と去り。
トシ君は「明日、免許の更新に行く」とシャワーの後、ベッドに潜り込み。
俺はすでに終電がなく。

残ったちぃと、お互いの近況報告。
夢を叶えて、理想と現実のギャップを知った。
そんな、ちぃの言葉に。
「まぁ、そんなもんだよ」
「みんな、そんなもんだって」
と答えた。
「俺だって、そうだもの」
と。

『でもね、でもね、ぉ㌧』。
『〇〇だったのは、あたしだけだったの。なかなか無いんだよ、これ』

それが、どれだけすごいことなのかも分からず。
「そっかー、そりゃすげぇな」と答えて。

あの頃の
『100点じゃなかったけど、クラスでは一番だったの！』
『すごくない？』
「おぉ、すげぇ。よく頑張ったな、ちぃ」
っていうやり取りと、なんら変りないな、と思った。

そんなこんなで色々と語った後、俺はソファーで眠り。
翌朝、ハルの旦那が運転する車で駅まで送ってもらい。

『おとー、ありがとね。また今度ね』
「おぅ、またな。気をつけて帰れよ」

窓から身を乗り出して、笑顔で手を振るハル。
応えて、手を振り返しながら改札へ向かった。

笑ってバイバイ、そんなフレーズが浮かんで。
思えば、この一日、ハルはずっと笑顔だったなぁ、と思った。
その笑顔で、俺たちはシアワセな気持ちになれたんだなぁ、とも思った。

そして思い出した。
2006年2月25日、ハルへ送ったメッセージ。

“春”は希望に満ちあふれている。その“春”を、たくさん、周りの人に“加”えるのが“ハル”だ。どんなことがあっても、笑っていて。笑ってさえいれば、きっと“ハル”は“ハル”でいられるからさ。

それなりに時間が流れて、お互いがお互いの知らない時間を過ごして。
今に至るのだけど。

うん、変わってない。
ハルの笑顔は、変わってなかった。

「そんなことないでしょ！　キレイになったでしょ！　オトナになったでしょ！」
って言われそうだけど。
そんな時は、そーじゃなくて、あれだよ、なぁ？と笑ってごまかそう。

次にあいつらと会うのが、いつになるのか、分からないけど。
いつでも、胸を張って会えるように、俺は俺で頑張ろう。

おとーは変わんないね、って言われるように。

そんな、先週の出来事でした。

Happy wedding!