ちなみに

仄暗い=「ほのぐらい」と読みます。
「ほのか」という言葉は、なんとなしに柔らかく暖かい感じがするのに。
「仄か」と表記すると、一気にドス黒い感じがするのは「灰」に似てるから?
一見すると「かすか」と読んでもおかしくない雰囲気。
もしくは、灰になった上で両目をもがれた残念な感じ。

その言葉が持つ意味は置いといて「○○か」の形をとる形容動詞は日本語として美しいと思うのです。
平仮名にして美しい、漢字にして凛々しい、音にして清々しい。

あざやか(鮮やか)
あさはか(浅はか)
おごそか(厳か)
おろか(愚か)
おろそか(疎か)
かすか(微か/幽か)
きよらか(清らか)
さやか(清か)
しとやか(淑やか)
すこやか(健やか)
なごやか(和やか)
なめらか(滑らか)
はなやか(華やか)
はるか(遙か)
ひそか(密か)
ゆるやか(緩やか)

もっとあるけど、漢字表記で送り仮名がないヤツとか省いた(笑)。
思いついた方、コメントで突っ込んでみー。

つーか形容詞と形容動詞とか区別する意味がわかんねー、一緒でいいじゃん!
…的な、俺に責任のかけらも無い逆ギレを食らったこともあったが(塾講時代)。
決定的に活用形が異なるのでござる。にんにん。
むしろそこにしか差異はないのでござる。けんけん。

「~な」「~だ」「~に」で違和感を感じないのが形容動詞。
どれかに違和感を感じるのは形容詞。
「大きな」とは言うけど、「大きだ」なんて、まともに変換もできない。
これは形容詞。

「でも先生、『おおきに』は言うよね?」と洒落っ気たっぷりに「おまえの首とったー」と言わんばかりの顔で質問してきたアイツはきっと大物になる。もぅ成ってるかも知れん。

無論、俺は「あほか。なんでやねん」と返したわけだが。

ま、形容動詞と言うけど、動詞的なエッセンスを一切感じない言葉ばかりなので。
確かに「名容詞」(名詞的形容詞)と言った方がしっくりくる。
『さやか』『はるか』『ほのか』なんて、まさに「名」として使われてるし。

ああ、なんだか日本語談義になってしまった。
まぁ、たまにはこんな日記も良いではないか。

ブラックジャック先生。
俺の体内時計を、電波時計にしてください。

眠気が行方不明になりました。誰か探してください。

コメント

  1. Tatto より:

    あえか、甘やか、しなやか、たおやか、艶やか、なよやか、秘めやか、ふくよか……あたりは職業柄よく使います(笑)

  2. miyabi より:

    Tattoさん、すげー
    あえか、なよやか、なんて言葉、俺ぁこの歳にして初めて知りましたよ。
    さすがです…勉強になりました
    あ、他の言葉は俺もユーザ柄(?)よく目にします(笑)。

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