Chromeとミク(表)

Google ChromeのCMに[textileRef:19796764245c8df207c8061:linkStartMarker:“初音ミク”:http://bit.ly/tz2XBw]が起用されたとのことで。
脱テレビをして数ヶ月の僕はYouTubeで、それを観た。

鳥肌が立った。

きっとオタク(尊敬語)の対極にいる情報弱者(卑語)、つまり世の中の大半を占めるまっとうな一般人は。
これを見たところで、アップロードだの投稿だの、なんかヒキコモリンがパソコン使ってなんだかよくわかんないことやってるし。
後半は変な格好してエメラルドグリーンのカツラかぶった女の子が踊ってるし、と思えばアニメの女の子が出てくるし。
あー、これが最近よく聞く二次元とかもえーとかかしら。
ところでこれって何のCM?

ってなるんだろうなぁ…。
まぁ僕も(も、と勝手に総意を求めるが)VOCALOID特有の声質は、やっぱり違和感と抵抗感がある。

それなのに、鳥肌が立った。

しょっぱな、デスクトップのショートカットからGoogle Chromeを起動、アドレスバーに「初音ミク」を入力して検索。
そして表示されるページにあるライセンスポリシーがクローズアップされる。

『初音ミクを使った非営利な個人の創作・公開は自由です。』
ほんの1秒程度、なんの面白みも無い文言、だがこれはとても重要で素晴らしいことだ。

『初音ミクで、オリジナル曲を作りました!』
そのコメントとともにアップロードされた音楽が、次々と新たな創作を生んでいく。
この展開はひとつの御伽話のようにも思えるが、現にあり得ることだ。

そうして、いつか、沢山の観客を前にステージでライブをする3Dなミク。
けれどそれは、最初にアップロードされた音楽から始まった沢山の創作によって構成されている。
(某記事によれば、この1分足らずのCMに協力したクリエイターは100人近いとか)

『Everyone, Creator』

しびれたね。

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