Otsu-Ichi


[失踪HOLIDAY (角川スニーカー文庫)]
失踪HOLIDAY@乙一。とりあえず収録されていた短編しあわせは子猫のかたちを読む。30分ぐらいで読み終える。

やばい、乙一、ハマるかも

なんか、この短編は既存のジャンルにはめられないなぁ。恋愛小説と推理小説のブレンドで、それぞれが薄めのさっぱりとした味付け? スッと落ちてくるような感じ。普段語中心で初期の村山由佳みたいな感じがした(あくまで文体のハナシ)。

次は表題作を読もう。


やばい、乙一、ハマった

いや、寝る前に少し読むつもりだったんだが、結局二時間ぐらいかけて読み切ってしまった。切りどころの悪いストーリー展開が悪いんだ。関係ないが、今、冷房のせいかクシャミが止まらない…。へくち。

こういうアッと驚く展開が待っているのはミステリーっていうのかしら? 見せた切り札の先にしっかり奥の手が用意されていたよ。まじ伏線の使い方がウマすぎ。読んでると「アレは伏線だったんだよー」って感じのテキストが出てくるんだよね。で、「ははーん。つまりこの先の展開は…」と考えてしまうわけだ。で、考えた通りの展開になる。「やっぱなー」と思って読み進めていくと「アレ」の近辺にまだたくさんの伏線が張ってあったことを突きつけられるわけだ。「な、なにぃー」

普段こういうジャンルの本は読まないのでかなり新鮮でした。他の乙一作品も読んでみよう。


Amazonで注文したいくつかの品が届いた。順次本の蔵に上げていく予定。

とりあえず東京夜空@夏蜜柑を読む。やっぱエロい。この人エロを消したらもっと読者層が増えるんじゃなかろうか。ポリシーなのか。立川さん@いいひとみたいに「私はエロのためにしか仕事をしないのだよ」って感じなのかしらん。

つーわけで素敵ワードを列挙。

三村君の横顔はとてもきれいだ
こんな形の山が見える所があったら
私は一生そこで暮らしたい
(東京夜空)

…この家の物でね
私の物はひとつだけでいいの
(sienna)

そろそろ ただいまと 言うのが億劫に なり始めた頃――――
(ぶうとなくもの)

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