リソースって何かね

あんたは、昔から、リソース、リソースと言うが、リソースって、何かね?
(脳内再生は菅原文太@北の国からで( `・∀・´)ノヨロシク)

今朝の部課長ミーティングで、また某案件の話になったらしい。
詳細はよく知らんし、興味もないが。
珍しく部長に声を掛けられた。

「サトちゃん、あっちはどうだ?残業しすぎてない?大丈夫?」(俺の肩をモミモミ)
『あー、全然大丈夫っすよ。淡々と着々とこなして、割とサックリ帰ってますから』
「おっ?そうか。まー無理しすぎない程度に、頼むな」

そして御館様にも声を掛けられて、PM代行を交えて打ち合わせ。
やはり御館様も気にかかる(心配)らしく、体制やリソースとかはどうなんだ?と。
まぁ「切ったら切れた」事件については表面的な報告をしてあるので、当然かとも思うが。

先の部長の声掛けといい、なんとなく合点がいった。
おそらく例の爆弾の火の粉か爆風かが、利根川を超えて来たんだなぁ、と。

以下、要約版の議事録。

―――――ここから
『今のところ問題ないっすよ。WBSに従って淡々と進めてますんで』
「設計書とかのアウトプットは?」
『もう出来てます。まぁ今日レビューやってるはずなんで、いくつか修正はあるかも、ですが』

「この後の工程は?」
『直近では、明日か明後日に、クライアント環境だけ変えての動作検証が始まります』
「じゃあチェックリストがいるよね。それは?」
『終わってます。モジュールから各画面の標準的なチェックリストを吐くマクロを作りました。まぁ、画面個別のチェック項目は検証時に追記する形なんで、ちょっと邪道ですが…』

「その辺の作業って、全部が佐藤クンのタスクだったの?大熊猫は?」
『いや、そもそも誰が何の作業をってのが明確になってないっす(笑)。まー、大熊猫に任せても山の如しで動かないし、かと言って指示あるまで待機も馬鹿らしいし時間の無駄なんで、着手可能なところから『じゃ俺、次コレやりまーす』って宣言して潰してってます』

「そっか(笑)。じゃあ工程上は大騒ぎするほどのリソース不足には陥ってない、ってこと?」
『俺の認識では、現時点では問題ないです。まぁ、決定・承認が遅れてる部分はありますが、それは他のベンダーや顧客もあるんで…。少なくとも、リソース不足で何かが滞ってる、ってことはないです』

「この先は?」
『本格的なテストとマニュアル作成が始まってくると、厳しくなりそうっす』
「具体的には、いつ頃?」
『来月アタマ〜中頃からじゃないかと。まぁテストに関しては今までの経験や、溜まってきたノウハウとかで自動化や効率化は図れるかも、って思うところはあるんすけど、マニュアルは多分そーいうわけには行かないんじゃないかと』

「あと二人ぐらい?」
『二人増えたら、かなり違うと思います』
「そうだよなぁ…。いや、何が気になるって、検査工程になって手戻りとか仕様変更とかが起こった場合にね、例えば佐藤クンがマニュアル作成で手一杯…なんてのは非常にリスキーだと思うんだ」
『だと思います』

「色んな部署を当たって、人を探してるんだけど…なかなか。スポットならいいけど、2ヶ月ベッタリ100%は出せない。本来の業務に支障が出るって断られるんだよなぁ」
『まぁ、そうでしょうね。俺ですらベッタリは無理、って言ってるぐらいっすから(笑)』
「最悪、メェメェちゃんを出すか…」
『それは本当に最悪です。止めましょう。それやったらウチのチームが崩壊します。自分が行ってる分、色々やってもらってますし』
「だよな」

『個人的な意見なんですけど、ベッタリ100%は逆に要らないんですよ。つーか困るんですよね』
「それはどうして?」
『いや、テストにしろマニュアル作成にしろ、やっぱり任せっきりには出来ないじゃないですか』
「そうだね。管理は必要になってくるね」
『多分、1〜2週ぐらいの間隔で俺なり大熊猫なりが下ごしらえ、ある程度の準備とか、チェックとかが発生するはずなんすよ。つーか、多分、やんないとマズイっす』
「なるほどね」
『投げっぱなしジャーマン極めて、1ヶ月後にフタ開けてみたら“うおぃっ!!”なんてコトになったら、それこそ目も当てられないじゃないっすか』
「そりゃそーだ」
『つーか、実際5年前は外注、つっても派遣ですが、3人雇ったんすよ。俺はそいつらの管理で手一杯でしたもん』

「じゃあ、6〜8割ぐらいが丁度いいのか」
『そうっすね。逆に100%とか120%でやられちゃうと、こっちが追いつかないと言うか、手に余ると言うか』

「それだったら居そうだな…持ち帰りもアリだよね」
『アリだと思います。特にマニュアル作成だったら、テスト環境でネタ集めて、自部署で清書ってやり方でも』

『どちらかと言えば、8〜9月に渡って継続して参加できることの方が重要っすね』
「だよなぁ。1ヶ月経って慣れたところで、別の人が来たんじゃ効率が悪い」

「他は?なんか要求ある?」
『要求ですか…?』
「技術的には?」
『基本的には“まともに”ワードやエクセルが使えれば十分です。設計やらコーディングやらするわけじゃないですし』
「PCLは分からないと困るよね』
『まぁ…記載された通りのアクションをして想定結果に対してOKかNGか判断がくだせれば…そのぐらいはウチの社員なら誰でも出来ると思いますよ。さすがに“PCLって何?”とか言う奴は却下ですけど』

「他、なんかある?コミュニケーション能力とか」
『必須です』
「大熊猫か」
『ええ。アレ、図体の割に意外と人見知りっつーか』
「そんな感じだよなぁ」
『期間も短いんで、シャイな奴はダメっすね。むしろファイヤーウォール無効にしてますが何か?ぐらいの、ふてぶてしいぐらいに馴れ馴れしいのが丁度いいぐらいっすよ』

「となると…やっぱ朝青龍だな(笑)」
『いや…それは…多分ドンパチやって、プロジェクトが崩壊しますよ』
「そっか(笑)」
『多分、朝青龍がキレて、大熊猫がふてくされて…結果、俺にシワ寄せが来ます』
「じゃあ、やめとこう(笑)」

「とりあえず来月から、6〜8割程度で9末まで入れるヤツ、最低二人だな」
―――――ここまで

周りからは色々と聞こえるけれど。
俺は御館様が好きだし、信頼している。
ちゃんと家来のハタラキを、プロセスを見ている。

メェメェやイチローは「また無茶振りが…」と言うけれど。
ぶっちゃけ俺の視点からは、優先度を間違えたために振られたことを処理できないゆえの愚痴、に聞こえる。
もしかしたら、俺は過去にメンヘラーになってしまった経緯があるから、俺には甘いのかも知れない。
けれど、もしそうだとしても、それはそれで、御館様はちゃんと見ているってことだ。

某案件のメンバーへメールを書きながら、ふと思って訊いてみた。
『御館様』
「んー、なに?」
『なんでもかんでもCCでメール飛ばすのわずらわしいかと思って、今まで敢えて入れてなかったんすけど。この案件に関して、俺発信のメールぐらいは、BCCで入れといた方がいいっすかねぇ?』
「う〜ん、そー…だね。やっぱ佐藤クンの動きがある程度トレースできた方がいい」
『御意(嘘です。本当は“了解”)』

次の9月で、6年目。
まるっと5年。
ぶっちゃけ、俺の中で「5年」というスパンはひとつの節目なんだ。
大学も卒業するまで5年かかったし。
なんだかんだ塾講っていう聞こえのいいフリーター生活も5年続けた。

ふとしたきっかけ、巡りあわせで居座ってる今の場所。
家族からすれば「人生、何があるか分からないね」って感じだと思う。

だから?けれど?俺は思う。初めて。
自分の「上長」に認められたい、と。

なんか、いつの間にか組織の一員になってた、とある藻の原から来たヤツ、じゃなくて。
検証室って名の、鳥籠だか牢屋だかに閉じ込められてた、鳴かない鳥、じゃなくて。
でっかい案件に参加させたけど、結局は問題を解決できずに戦線離脱したヤクタタズ、じゃなくて。
いつでも借りられて意外と痒いところに手の届く猫の手、じゃなくて。

By Nameで、ちゃんと、案件の完了に功績ありと、認められたい。
ここは良かった、アレは良くなかったと、正しく評価されたい!

そんな思いを抱えている、今日この頃でございます。

コメント

  1. hiropon より:

    え〜っと、ドンパチしませんよ(^o^)
    大人ですから。
    ただ、指摘と議論はしますね。
    紳士的に且つ真綿で…自粛
    twでdmします

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