日付に無関係

9/23つまり昨日の出来事です。

明日の授業で使う予定のプリントを作成。

約2ヶ月ぶりに某教室に顔を出してきた。なんか相変わらずだった。

ショーシャンクの空にを(ようやく)観た。


9/24つまり今日の出来事です。

テストを受けに来たり自習をしに来たりしてる生徒が結構いた。授業をしながら、キョリ感にとまどった。近付いて良いやら、遠ざかった方が良いやら…。

毎日授業をしていた頃には思わなかった、感じなかった、不安。俺の説明は、こいつの波長に合っているんだろうか。目の奥に潜む意識が気になる。「俺の言う事分かるか? 大丈夫か?」って確認しながらじゃないと、自分が不安になってしまう。俺に任せろ、俺がなんとかしてやる。そんな風に思えた俺は、すでに過去。

自信がない。

今はもう、俺以外の授業を知っている彼らや彼女らを相手にするのが、とても怖い。“関わった時間ランキング”からどんどん落ちていく。そんな気がする…。

だからこそ、けんぴーちぃに救われる。不思議と呼吸が合う。『この辺はまだまだいけるだろ』って俺が思えば、その通りに黙々と進めていくし、『う~ん、これは自力じゃきついだろ』って俺が思えば、やっぱり目が合う。そして『ここで引っかかってるんやろ』と言えば、「そこなんすよ」「そう、そこ」って返ってくる。お互いに分かってるんだ、通じてるんだ。そう思いたい。

ちぃはだいぶ仕上がってきた。正直、数学だけなら現役の頃の俺を越えているんじゃないかと思う。そんなことを言ったら天狗になりそうだから絶対言わないけど。

ちぃ、どこまでいった?」
「んとね、これからココやるとこ」
「そっか。ちょうどいいな、もう時間になるから、ソコまで終わったら丸付けな」

「で、どや?」
ぉ父さん、ちょっと、アタシすごいよ。間違えたのコレだけ、それもホラ、ココ引いたらホントは9じゃん?」
「いや、確かに9だが。何故にそんな小学生レベルの部分で間違ってるかな…。まぁ、考え方が全部合ってるってのは確かにすごいんだが」
「でしょー? 超難しかったんだよ。コレとか。白が少なくとも二回だから、白が一回だけ、と全部赤を考えて、1から引けばいいんでしょ?」
「うん、まさにそう」
「でしょー! ほらー」
「はいはい、何を言いたいかもう分かったから。よーできましたよ。つーか、先週の感じからしてこの出来は予想してたから、今日はちゃんとご褒美も用意してんねんで。ちょっと待ってれ」

「ほれ。先週言ってたヤツ」
夏期講習中、散々飲みたいと騒いでたコカ・コーラ。先週、なんだかんだで奢り損ねたコカ・コーラ。
「うそー、ほんとにー?」
「まー、先週アレやったからな、今回はご褒美や」
「ありがとー」
「って、ソコ(授業の感想欄)にコーラ貰ったとか書くんやないで」
「う…消し消し
「基本的に内緒や。おっかさんに言ったりすんのもナシやで。また気ぃ遣わせて何か持ってこられたりしたら、申し訳ないからな」
「えー。でもさぁ~、こーいうのは普通ちゃんと言わないとダメじゃん」
「言うなら言うで『ぉ父さんには気を遣われるから言うなって言われたんだけど』って前置きしてから言い」
「そっかー。うん、そうする」
「あげといてアレだが、頼むで、ホンマに」

一緒に階下に降りていって、「じゃーねー」と言うちぃを見送りながら一服して、ちぃを載せた車が鳴らすクラクションに一礼をして見送るのが、もはや土曜日の恒例になってしまった。

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