それは奇跡のような出来事だった。

ぬにょす(挨拶)。

最近、帰宅が遅いので。
よく駅のベンチで寝てしまっている人とか、ホームや階段の吐瀉物とか。
車両内で吊革にぶら下がったマーライオンなんかをよく見かけるのだけど。

今日のは、すごかった。

帰宅途中の乗換駅で、酔ってるのか眠いのか分からないが、足取りが物凄くフラフラな男性(40代前後?)が前方で歩いてて。
どうやら目的のホームは同じらしく、そんでまた互いの距離と歩くペースがうまくマッチして。
追い抜くかどうするか微妙な間合いになったんだけど。
なんかやな予感がして、追い抜かずに下りエスカレーターに向かったわけさ。

いや、これが予感通りで。
こう、エスカレーターが下り坂に向かい段差ができるタイミングって、わかる?

あれで思いっきりバランスを崩しやがって。

マジでコントっつーか。
為すがままに、いやちょっとは抵抗してた感はあったけど。
まぁ重力に負け、ゴロんゴロんとエスカレータを転がり落ちていったわけだ。

また止まった体勢が、柔道の受け身じゃないけど、キレイに仰向けで。
それを上から見下ろす状態で悠然とエスカレータの為すがままに降りていく俺。

心の中でテンカウントのコールをしたよ。
ワン、ツー、スリー…おっ、立てるか?いや、だめだ膝にキテいる、シックス、セブン…。

カンカンカンカン!

何食わぬ顔で、極めて冷静に、跨いださ。
振り返らずに、先頭車両が来る位置へ向かったさ。

いやー、しかしあの映像はインパクトあったわ。
これしばらく残るわ。
下りエスカレーター乗るたびに思い出し笑いしてしまいそうだよ。

まぁ俺含め、お酒好きな方は、恥を衆目にさらすことの無きよう。

んでわ。

コメント

  1. umai より:

    きぃちってたおっさんはエスカレーターの吸い込み口あたりで10カウント聞いたのかい?冬場だったらネクタイ巻き込まれて本当に昇天しちまいそうだな。
    ちなみにお盆は帰る?

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