違和感

ひとつ『駄目だ』と思う所を言うまえに。
ふたつ『良いな』と思う所を見つけよう。

今回の選挙。

なんだか色んな所に違和感を感じるんだよね。

スポーツ選手やタレントが当選するのは、果たして健全なのだろうか。
民主主義は多数決が大原則なわけで、その多数へ近づくための一部として人気を利用している(されている)としか思えないんだよね。

どーも与党が過半数割れとなりそうな雰囲気だが。
投票率がたかだが45%程度の、参議院の選挙で。
外野であるメディアや評論家がこぞって「責任うんぬん」言い始めるのも変な気がする。

日本人はせっかちになった、と思う。
時間に厳しく、無駄を嫌い、即断や即答を求める。

エスカレーターを歩いて登る。
エレベーターのボタンを連打する。
赤信号を待てない歩行者。
電車のダイヤが乱れて詰め寄られる駅員。

収穫の季節を待つしかなかった農耕民族ゆえに抱く焦燥感、とも思うし。
高度情報化社会の中、ボタンひとつで労せず早く結果を得られることに慣れてしまったことによる副作用、とも思う。

やると言ったことが出来なかった。
それに対して「嘘つき」「騙された」と言う心が分からない。

100%じゃなきゃダメか?
100点じゃなきゃダメか?
お前は、お前の吐いた言葉を、自分で受け止めることができるのか?

てめーが吐いた言葉は、いつかてめーに返ってくるんだ。
『苦言を呈する』ってのは、相手が苦しいんじゃない。
言われる側のことを想像するから「あえて苦言を」なんだ。
そうじゃなけりゃ単なる『厭味』か『批判』なんだ。

田原のじーさんが司会してる番組を観てるんだけど。
だめだ、これ。
なんでこいつら誰かから聞いた根拠のない数字でこんな議論にもならない話ができるんだ。
「やってない」方が「できなかった」方を批判して何が生まれるんだ。

ウチの会社のトップ会議も、似たようなもんだろうな。
まぁ、発言権は平等じゃないだろうけど。

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