根底にあるもの

ぬにょす(挨拶)。

俺は、中高と軟式テニス部で、ずっと後衛だった。
ちなみに、後衛ってのは、ダブルスで後ろにいる方ね。

で、後衛の仕事ってのは。

  1. ポイントを失わないこと。
    とにかく相手のコートに球を返して、ラリーを続ける。
  2. 自分の前衛がポイントできる状況を作ること。
    つまり、相手の後衛が自由に打てないようなコースに返球すること。
  3. 自分の前衛が「攻め」のポジションに立ったら、フォローすること。
    例えば、前衛が右にボレーの体勢をとったら、すかさず後衛は左に走る。
    前衛はポイントを取りに攻める、もし逆を突かれたら後衛が拾う。 

そんなこんなで、なんだか。
自分は主役でなくていい、けれど無くてはならない存在でいたい、とか。
陰で活躍してるんだってことを認めてくれる人が誰かいれば満足、とか。
そーいう感覚が、俺ん中に根付いている。

逆に言えば、スタンドプレイは苦手なんだな。
縦横無尽に、自由気儘(まま)には動けないんだな。

後衛は最後の砦だから、自分の後ろには誰もいないんだ。

今にして思えば、確かにメンタルなスポーツだ。
パスなんてない。
誰も助けてくれない。
選手交代もない。
自分のミスは、相手のポイント。

けれど攻撃は最大の防御。
ネットを恐れず、アウトを恐れず。
前衛がポイントを取れるように、強打!

もし、ミスったら?
ネットにかけたら、アウトしたら、相手の前衛に取られたら?

そりゃ、やっちまったもんは、しかたねー。
『わりーよ!』
「いいよ! 次のポイント!」
ってなるんさ。

テニスに引き分けは無い。
だからいつだって勝ちに行く、攻める、戦う。
守りに入ったり、気持ちで押されたら、負ける。

自分を信じるしかない。
最後に助けてくれるのは「俺はこんだけやってきたんだ。だから出来る!」っていう、自信。

むぅ、さすが根底。
塾講やってた頃、似たようなことを受験生たちに言ってたわ。

誰もお前を助けてくれへん。
最後に頼れるのは、自分自身や。
俺なんか裏切るかも知れへんで。
「これが出る!」とか言うてても、本番じゃ出ないかも知れん。
けどな。
お前の努力は、絶対にお前を裏切ったりせん。
本気で勉強したら、そうそう簡単に忘れへんで!

…あぁ、あの頃が懐かしい。

コメント

  1. umai より:

    とりあえず年末に飲りましょう。
    現在、錦織-ジョゴビッチ戦3セット目。スコアのみのライブだけど、かなりあちーよ!世界ランク1位に完勝しそうな勢いだ!

  2. miyabi より:

    年末は相変わら消防の夜警があるんで無理っぽいけど、年始なら問題ないっす。だいぶ久しぶりなんで飲りたいっすね。

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