祈ろうよ

失いがたい時間が長すぎて、希に見る長文になっちまった。もっともっと、いくらでも書けそうなんだけど…。

昼過ぎに起きた。

すげー雷雨だった。瞬停しまくったんで、サーバを落とした。

雨が上がって、教室に行った。借りてたCDを返し、本棚に収まりきらない本を寄付し。“夏期講習に入ったら、差し入れもって喝入れに行くよ”の約束を果たし。階下で一服しててミキに会ったのはすごい偶然だった。教室に寄っていけば?と言ったら、迎えが来ちゃってるからと拒否られた。そっか、じゃあバイバイって見送りながら、随分髪が伸びたなぁって思った。

夜は娘達と最後の晩餐。最後にして初めての焼肉。

俺から見て、右にはる、左にちぃ
ち「ねぇ、なんか変じゃね?」
は「そぉ?何が?」
ち「絶対変。ってか、座る位置いつもと逆でしょ。なんか気持ち悪い」
は「あー、そうだ。変、これやだ(笑)」
ち「だよねだよね。感触ってか感覚ってか、とにかくヤな感じだよね。交換交換」
俺「あ~、確かにそうだ。それがいつものだ」

ひとしきり食べて、お喋り。

ち「なんかこの三人で遠出とかしたいねぇ~」
は「したいしたい。あたし二連休なら取れるよ」
ち「じゃあランドかシーに行こう!」
俺「却下」
は「なんでー。夢の国だよ!?」
俺「あんな人混みだらけの場所に好きこのんで行くヤツの気が知れん。実際シーなんか行ったことないし」
ち「ちょぉ綺麗だよ。お酒も飲めるんだよ」

でも、この二人がはしゃぐ姿が見られるなら、それはそれで楽しいのかも知れない。ぉ父さんとしては。

ち「あのさぁ、ぉ父さん
俺「何?」
ち「んとね…思うんだけどぉ…」
俺「何さ?」
ち「ここにさ、このゴハンとかにさ…なみちゃんとか呼んだらダメかなぁ」
俺「う~ん。気持ちは分かるけど、俺の中ではダメ」
ち「やっぱりダメかぁ」
俺「ダメだな。さすがにまだ高校生なわけだし」
は「おとー堅いもんねぇ」
俺「あと3年経ったら、まぁギリギリ良いとは思うけどね」
ち「3年かぁ…長ぁっ」
俺「そもそもお前ら、ものすごい特別なんやで。フツーはありえんぞ」

いつまで経ってもちぃはるって呼んで。俺は50まで生きられたら充分と思ってるけど、ぉ父さんじゃなくてお爺ちゃんなんて呼ばれるようになったら、それもまた楽しそうだよねぇ。さすがにファミレスはNGだろうから、ちぃさんゃぃ、はるさんゃぃ、今日はゲートボール行くかぁなんつってさ。

仕事が忙しくなるんだよって話を。今日が最後では無いと思うけど、当分はゴハンできなくなっちゃうんだ。少なくとも、今までのようなペースでは行けないんだ。

し~ん。おい、なんだこの沈黙。重苦しさを払いのけようとして、また新しい楽しみを発案した。会えない日々が続くほどに、あの小さな付箋はどんどん薄くなっていくんだろうね。

新しい携帯にプリを貼ってもらった。前から「買い換えたからまた貼ってくれ」とは言ってあったんだけど、ちょっと…今回のは感動モン。

先週の花火大会の日に、わざわざ撮りに行ったらしい。浴衣姿の二人が写っている、メッセージ入りのプリ。

Dear お父さん

うちらが出会えたのはうんめいだから♥♥

離れても大丈夫!

ち「すごいでしょ。これ超レアだよ」
俺「レアだね。やばいね。すげぇ~、超レアだね」
は「二人とも浴衣だしね~。可愛いでしょ?」
俺「うん。可愛い。やっぱプリクラってすげぇな」
ち「なにそれー。なんか機械を褒めてなーい?」
は「ねー。なんか褒めるとこ違うよねー?」

店を出て、しばらく走って、海に着いて、車の中ではるの友達が買ってきた土産のプリン(丁度三個)を食べる。激ウマ。なにこれ。とろける。混ぜたら飲めるぞ、きっと。

午前二時。流れ星を探してみたけど、月しか見えなかった。

車の中でおねむになってしまったはるを先に降ろす。
は「なんか自分が最初に帰るってやだねぇ。降りたくないよ~」
俺「でしょ?すごいヤな感じってか寂しいでしょ。俺いつもドア開けたくないもん」

助手席に移動。
俺「なんか…すごいな」
ち「ん?」
俺「4年?5年?前とは逆になってるんだもんなぁ」
ち「あー、だねぇ」
俺「一年前には、こんな一年後思いもしなかったよ」

ち「ホントに…次は10月?」
俺「多分ね」
ち「あの電車は?」
俺「もう乗らないな、きっと」
ち「月曜日も?」
俺「うん。だから、夏休み前のあれが、最後だったんだよ」
ち「あ~、いつの間にか最後だったんだね。なんか勿体ないなぁ」
俺「俺もお前が降りてから気付いたからさぁ」

俺「もしさ、二人の都合が良いときがあったら連絡してよ。取れるんなら休み取っちゃうからさ」
ち「ん。わかった」
俺「うん。じゃ、気をつけて帰ってね」
ち「はーい。じゃあね、ぉ父さん

海へ向かう途中のコンビニで、君らに聴かせた曲。ララバイ

ララバイ ララバイ ララバイバイ
始まりみたいな顔で さぁ 笑っておくれよ
次があるから言えるんだよ その日までララバイバイ

大丈夫 僕はどこにも行けないから
大丈夫 僕は何も変われないから
大丈夫 僕も本当にここが好きだから
大丈夫 本当は君がいなきゃダメなんだ

ララバイ ララバイ ララバイバイ
次会えたその時 今日の話を笑ってしよう
さよならじゃない
笑ってララバイバイ

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