二極化

学力低下という言葉を聞くようになって久しいが、児童生徒の学力を目の当たりにしていない人たちには、どのぐらい低下しているかは想像しにくいだろう。

厳密には学力低下ではなくて、学力の二極化が起きている。やっぱり出来る子は出来るし、その比率も以前と大きく変わらない。しかし出来ない子の占める割合が非常に大きなものになってきている。しかもその出来なさ具合がハンパじゃない。偏差値で言うと20台、30台がゴロゴロいる。

例をあげれば。

日本の時代名を順に言わせようとしても、まず飛鳥時代が出てこない。飛鳥の次はと聞けば鎌倉と答える。アメリカの初代大統領を聞けば、リンカーンと答え。日本の都道府県を聞けば、正確に位置がわかるのは、せいぜい北海道、青森、千葉、茨城、沖縄。電流はどっちからどっちへ流れると聞けば右から左?なんて答えるし。But, why do you ~?の主語を聞けばButと答えるし。31x = 0を解いたらx = 31になっちゃうし。ドイツでナチスを率いたヒゲのおっさんはと聞けば、板垣退助と答えるし。

義務教育にも進級試験を設けたほうがいいんじゃないかと思ってしまうよ。

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