本懐は果たした。
少し早い卒業式。
三人だけの卒業式。
たくさんの感謝を込めた、最後のドッキリ大作戦。
用意したもの。
- 教室のプリンタで作った世界に一枚だけの卒業証書
A3 賞状用紙 10枚入り606円+送料1050円 - 色々迷った末の卒業&就職・進学祝い
TINSのマニキュア 1228円×二人分+送料525円 - ラッピング用の袋
- 今までに撮ったちぃの写真を集めたCD-ROM
- BGM
- 贈る言葉
言葉は、思いを超えられない。
だけど、思いは言葉でしか伝えられない。
それなのに、言葉が出てこないよ。
もっと金○先生っぽくする予定だったのになぁ(笑)。
それでもま、予想通り驚いてくれたし、予想以上に喜んでくれたし。
参考資料:ハルの日記をキャプった画像
“でな、ちぃ”
「なに?」
“俺、もう名札いらなくなるから、お前かなみにあげようと思うんだけど”
「うそ…いいの?」
“ま、授業も残すところ今日と月曜だけだからな。別に無くても平気だろうし”
「ほしい!いる!」
“…悩まないのな。なみに譲ろうとかは思ゎ”
「だめ。たとえなみちゃんでもコレだけは譲れない」
“そっか。じゃぁ、お前にくれてやろう”
そうしてくれてやった名札から、DAKARAのオマケだけ取り外された。もともとはちぃが俺の名札につけたアクセサリ。
今は、携帯のストラップの先に、ぶらさがってる。
ハルが持ってきたノートにメッセージを。言えなかった言葉を書いた。
“春”は希望に満ちあふれている。その“春”を、たくさん、周りの人に“加”えるのが“ハル”だ。どんなことがあっても、笑っていて。笑ってさえいれば、きっと“ハル”は“ハル”でいられるからさ。
そんな感じのコトを。
名残惜しそうに、それでも最後まで笑って、ヤツラは教室を後にした。
最後の授業が終わってから、なみの卒業式を挙行。迷った。でも、ハル&ちぃが「絶対喜ぶよ!」って言ってたから。やった。
欲を言えば、もう少し時間が欲しかった。掛けてやりたい言葉がたくさんあった。だから、明日にしようかなとも思ったけど。後回しにして実行できる保証は無いから…。
うん。
喜んでくれたと思う。
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