[東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~]
友人から借りたので、ちびちび読んでいこうと思ったのだが、結局最初から最後まで一気読みだった。
涙無くしては読めん。
時間について思った。今の俺と同じぐらいのトシで、父親は父親になった。母親が今の俺と同じぐらいのトシの頃には、俺はもう幼稚園に通っていたのかな。小学校三年生のとき、給食の時間にラジオで株価をチェックしていた担任の年齢を、俺はもう飛び越えたのかな。
たまーに生徒に向かって「ガキのくせして」などという事があるが、そんなこと言ってる俺だって、まだまだガキなのだ。というか、親が居る限り、いつまでも子供なのだ。いや、居なくなっても、ずっと子供であり続けるんだろうな。いつか、自分が親になったとしても。
絵を描くにしても、なんにもせんにしても、どんなことも最低五年はかかるんや。いったん始めたら五年はやめたらいかんのや。なんもせんならそれでもええけど、五年はなんもせんようにしてみぃ。その間にいろんなことを考えてみぃ。それも大変なことよ。
まだ三年と十ヶ月だよ。
コメント