久しぶりにBUMPを聴きながら、日記を書いた。もしくは、日記を書きながら、久しぶりにBUMPを聞いた。もう飲めねぇやと思うまで焼酎を飲んで寝た。いい加減に暑苦しくて、午後一時頃に起きた。
読書デーにした。
『陰日向に咲く』/劇団ひとり
つーか、こいつ77年生まれかよ…。俺は78年の1月生まれだ。ひょっとするとタメだ。
読みやすいが、作り(構成)は模倣の印象が強い。初めて作った数独にしては、矛盾なく上手く作れてるじゃん。そんな感じ。
で、結局何が書きたかったのさ? そんな疑問が浮かぶ。俺はうまく対話できなかったらしい。
一つ、読みながらすげぇと思ったのは『鳴き砂を歩く犬』の前半の文体。「の」の使い方。狙ったかどうかはワカランが、計算尽くならすげぇと思う。
『終末のフール』/伊坂幸太郎
やっぱこの人は天才だ。
後付はいくらでも出来る。実はあの時の誰それが、この人だったんだよ。知るかよそんなの、って感じの理不尽な後付。
この作品は、その逆なんだ。先付け。登場人物が知らないことを読み手が先に知っている。知らされている。それがすごく効果的で、嵌(は)められてる感じがする。そうして嵌ってることがまた心地良い。
伏線じゃなくて、起線。だから、読むときは一気読みをオススメする。
借りた本で無ければ、随所に付箋を貼り蛍光ペンを這わせたに違いない。日付と時刻に続けて「読了」とサインペンで書き入れたろう。それほどに突き刺さる言葉と表現に溢れている。
特に、一人称が「私」の文章がスキだ。さらに言えば『冬眠のガール』
素晴らしい。
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