アニメ版「もしドラ」を観て。
青春の物語、成長の物語としての展開に感動(涙)しつつ。
「マネジメント」のエッセンスに触れて影響されたっぽい。
■マネージャの資質について
学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、始めから身につけていなければならない資質が、一つだけある。
才能ではない。
真摯さである。
なんかグッと来た。
古臭い擬音を用いれば「ビビビッ」と来た。
「真摯」を辞書で引くと「まじめで熱心なこと」とある。
が、ここで使われている「真摯さ」とは「感情的にならず、惑わず、奢らず、悲観も楽観もせず」みたいな。
『シン(芯・心・信・真)の強さ』かなぁ、などと思った。
■成果とは何か
成果とは百発百中のことではない。
百発百中は曲芸である。
成果とは長期のものである。
アニメでは、このフレーズしか出てこないが、「マネジメント」ではもう少し続くらしい。
ググってみると、こんな言葉が出てくる。
まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。
それは、見せかけか、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。
(中略)
人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。
優れているほど新しいことを試みる。
なるほど「成果」と「良い結果」は似て非なるものなんだ。
成長の証こそが、求められる「成果」なんだな、と思った。
■イノベーション
「イノベーションの戦略は、既存のものは全て陳腐化すると仮定する」とあります。
つまり、うちの野球部がイノベーションを起こすには今の高校野球が全て古臭いと想定するところから始めることなのかも知れませんね。
イノベーションを的確に表現する訳語はあるのだろうか。
プライバシーみたいに、日本には無かった概念じゃなかろうか。
言わんとするトコロは分かるけれど、「全て陳腐(古臭い)」とバッサリ切り捨てることには島国・村社会で先祖代々に伝統を重んじてきたDNAがアレルギー反応を起こします…。
■他にも色々
顧客、組織、マーケティング、翻訳、責任、競争原理、自己目標管理などなど。
「おおっ」と思ったことは沢山ある。
これらは今後のエントリーで触れていきたいと思います。
コメント
ドラッカーのマネジメント(エッセンシャル版でも抄訳版でも)をお勧めします。
「もしドラ」読んだけど、ごく浅い部分だと思います。
『明日を支配するもの』も面白いよ。
ところで、アニメはレンタルしたの??
つーことは、本を持ってるんですよね?
レンタル希望します。
えーと…アニメは…「蕩れ」で。